310話 【父は日本人 母は原住民族】




毎日 聞こえてくる

両親の怒鳴り声や

ケンカしてる声が大嫌いだった



当時は、生活費のことなんて

頭になかったけど

どうやって生活費を

何とかしてたのかは知らない



父が作った 借金が高額だったし

倒産する前の父の年収は

数千万はあっただろうけど


父のお金使いは荒かったし

いくら貯金できてたか知らない


あっても

借金の返済に使っちゃえば

なくなってたろうし



父がずっと家にいて

寝る時以外は

テレビゲームやっていたから

見たいアニメ 全部見れなかったな


どうしても見たいアニメがあって

それだけはお願いって父に頼み込んで

見せてもらえたんだけど



アニメ見てる時に あれをやれ 

これをやれって命令されて

エアコンのリモコンを取れって言われたときに

本当は叩きつけたかったけど

下からぽいって投げて渡したら


「なんだ!!その渡し方は!!」


って、ぶん殴られて 

口の中切れて アニメなんかもう

どうでもいいやって 泣きながら部屋に籠った



手当もしなかったから頬が腫れちゃったけど

そのまま、翌日 学校に行った



















↓↓

後日、そのアニメの再放送があって 父が反省したのか見ていいぞって言われたけど はらわた煮えくり返る思いがよみがえっただけだし そのアニメ見ても楽しいなんて思えないし せめて父が居ない空間で見るならまだしも監視、管理化におけるストレスにさらされては 何を見るのも苦痛で楽しめない。テレビをまったく見なくなってしまった。

大人になって実家出て、自由にテレビ見れるようになったらその反動でめちゃくちゃテレビもアニメも見るようになった。楽しめるっていうのが楽しい。

楽しめるもんでも楽しめなくなっちゃうもんだから環境って大事なんだよねぇ。





↓↓


ブログランキングの応援はこちら('ω')


にほんブログ村 イラストブログ 絵日記へ
にほんブログ村




↓↓

読者登録はこちら('◇')ゞ







↓↓

1話からはこちらになります(*´▽`*)