347話 【父は日本人 母は原住民族】








私は勘違いしていたようで

呼んで欲しい霊を

イタコさんに頼んで

イタコさんの身体に降ろして

もらうのではなくて


自分の前世で

縁のある人を

イタコさんに降ろしてもらうものだった


私の前に視てもらっている人は

イタコさんの話を聞いて

泣いていて

色々、話をしていました



私は半信半疑でそれを見ていて

本当に霊が人に乗り移って

なおかつ涙を流すほど

記憶の無い相手のはずなのに

そこまで感情移入することが

起きるのだろうか

実際に目の前で起きていることだったけど

信じたいけど

どこか信じられないでいる

怪しむ自分もいた



イタコさんは最初と最後で

身体をカクンカクンと揺らしていて

霊が入ったり出たりしているのだろう


カクンと霊が入ると

イタコさんの元の雰囲気と

喋り方が変わった気がした


きっと生前の

霊の喋り方とかなんだろう


こんな光景を生で見るのは

もちろん初めてだったし

私はどうなるんだろうと

そわそわしっぱなしだ













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イタコさんの身体に入った霊は「あーして欲しいこーして欲しい」と細かく指示などをしていました。視てもらってる人は始終涙を流し、それを深く聞いていて。きっととても大切なことだったのでしょう。基本的には無縁仏さんを呼び出してもらうみたいで、誰も自分の為にお経やらお墓やらと故人を偲んだり思ったりがない霊みたいで、前世の貴方のせいでそうなってしまったと今世の貴方が代わりに私の成仏を願って欲しいというものでした。

過去世の自分のせいで成仏できないって、どきっとしますよね。前世といえど、過去の自分が人をそこまで追いつめて成仏できないだなんて心が痛みました。今世の自分が知る由もないことですもの。だーれも、その霊のことを知らないってことですものね。たまたま私は縁があり知ることができました。ただ、それが正しいかどうかなんて確認するすべなんて何も無いので、信じるか信じないかは本人次第ってやつです。




あ、皆様

メリークリスマスイブ~(*´▽`*)

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