
話を聞くと
女の子はやっぱり私の妹で
同じ両親のもとで育った
血の繋がらない姉妹だった
妹は小さい時に
命を落とし
死人に口なしで
恨みがあっても
伝えたいことがあっても
妹は、私に伝えることもできずに
この世にとどまり ただ時が流れ
流れ続け
当時の私の生涯も
終えてしまったみたい
妹は
私が生まれ変わって なお
この世に未練を残して
この世をさまよう霊になっていた
死因は私のせい
私には その記憶がなかったけど
罪悪感だけはどこかにあった
他にも色々 話をしてくれて
お百姓さんの娘であったことや
お寺があって孤児院を開いていたりと
・・・内容の時代背景的に
近代から近くても
200年前の話な気がする
そんなたいそうな時間を
この世にただよい
今まで思いを 伝えられずに
この子はいたんだ
なんて過酷なんだろう
こうして思いを
私に伝えられたけど
それで少しは彼女の
気を晴らすことはできたのだろうか
なにか彼女の力になれないだろうか
彼女の力になりたいと
私は強く願った
その中で
私には初めて聞いたばかりの話なのに
自分ではない自分の記憶の
つじつまが
カチリとあった気がした
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ただ、ひたすら謝ることしか私はできなくて、女の子がイタコさんの身体から抜けるまで涙を流しながら「ごめんね、ごめんね、」と謝っていた。女の子が抜けると、何故か私の持っていた罪悪感もスッと抜けた気がした。身体が熱い。全身で今の事柄を感じているんだろうな。
女の子は未練を持って霊として、この世に留まっていたけど。私も私で未練はあって、その未練を持ったまま私の場合は生まれ変わっていたのかなぁ。私という例があるってことは、他にもそういう人っているんだろうなぁ。
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