351話 【父は日本人 母は原住民族】





女の子とお話はできたけど

それだけでは分からない

細かい部分の感情や

これからして欲しいことを

イタコさんが教えてくれた


身体を貸したからこそ

女の子の感情が流れ込んできて

それを紐解き

私に分かりやすく

説明しているのだと

イタコさんが言っていた



女の子は私に未練を伝えることで

今後、成仏できるようになるし

成仏する前に

守護霊となって

私を一生守ってくれると

聞いて私はー・・・



そんなことしなくていいと思った

私のせいで成仏できずに

未練を残して この世を

彷徨うようになってしまったのだから

原因である私を

守らなくっていいから

女の子には 自分の為に

幸せになって欲しかった



それが私の心からの願いで

イタコさんから聞いた通りの手順で

長い修行が終わって

家に帰ったあとも

彼女が成仏できるように

何日も お経を読み続けた


今度こそ女の子が

幸せになれますようにと願いを込めて




しばらくして

帰り道に

耳元で声が聞こえた


「おねぇちゃん・・・」



すごく鮮明に聞こえて

私の周りに、歩いている人はいたけど

女の子なんていなかった

振り向いたけど

誰もいなくって



その声は

どこか懐かしくて


私に語り掛けるような

優しい声だった













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付き合いで来た修行だったので、まさかこんな風になるなんて自分でも思ってもいませんでした。自分がいままで体験していた不思議がここで一致するとは、つゆほどにも思ってなくって。私は今日この為にここに呼ばれたんだなって、この為に今いるんだなってすごく納得しました。今でも女の子の名前も雰囲気も何となくのビジョンも覚えています。もし、生まれ変わって同じ時代に出会えたら私は泣いてしまうかもしれません。その時は、幸せでいてくれたら嬉しいなぁ。 




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