412話 【父は日本人 母は原住民族】







めぐちゃんが刃物を持って

向かって来ていたのは

見えていたので

小柄なめぐちゃんを

止めるのは

私の力であれば

たやすいなと見積もり

わりと落ち着いていました


ところがO君が助けてくれて

O君が助けてくれるとは

思っていなかったのですが

存外いいやつでして


めぐちゃんが何故

そんな行動に出たのか

理由も聞こうとしてくれていて

私の出る幕は無さそうでした



私が間に入っちゃって

ヒートアップしちゃうと

いけませんし

見守ることぐらいしか

できません



何故、めぐちゃんが

私を刺そうしてきたのかは

この前、私が告白を断ったことだろうなと

目星(めぼし)は付いたのですが

それをO君は知りません


そりゃあ、O君からしたら

好きな人が目の前で

刃物を持ってご乱心ですよ

心配しますよね


よっぽどの理由があるに

違いないとか

思いそうなものです



彼女のことを知っている人なら

そうは思わないんですけどねぇ



恋は盲目と言いますし

めぐちゃんとO君が

タッグを組んでこちらに

向かってこないことを

願いました














*名前は全て仮名です









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加筆修正されてます ぜひ(*´▽`*)






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O君、めぐちゃんに彼氏がいること知らずに告白してるんですよ。そこも切ないんですよね。知っていたら片思いだけして告白もしなかったんじゃないかな。高校生の恋愛模様ってピンキリで、めっちゃドロドロしてる恋もあれもピュアピュアな恋もあって人によって色んな恋愛模様があるんだな~と見てきました。お付き合いできたら登下校一緒にしたい、手とか繋ぎたいとか本当に高校生のセリフか?と疑わしくなるピュアな恋をするO君みたいな人は、ドロドロ恋愛タイプの人を好きになるとこのように振り回されるんだなぁ~と目の前でリアルドラマが繰り広げられていましたよ、ええ。