何人かの発表が終わって
私の番が来ました
人の目線で注目を浴びる中
教台の前に立ち
作文を意気揚々と持ち上げ
話、始めます
最初だけ読み上げて
作文は早々に教台に置き
そこから先は
私のワンマンショー
自由に口が動きます
思いつく限りの言葉を
淡々と紡ぎます
心に秘めた怒りを乗せて
どこまでも口は軽く
教室に響き渡ります
国語の先生はポカーンと口を開けて
聞いてる他の生徒は
驚きつつも静かに
耳を傾けてくれました
国語の先生の驚きはごもっともです
書いてある作文を置いて
まったく違う内容を
生徒が喋り始めるのですから
せっかくチェックしたのに
それは無意味
そんなことをされるなんて
思ってもいなかったでしょう
ごめんね、利用させてもらったよ
恰好のいい機会だったんだ
本当なら
全校集会の場で
やりたかったくらいだけど
教室に居たのは30人くらいだったかな
時間取って悪いけど
聞いてもらうね
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なにをするのが正解だったのかは、未だにわからないけど、この選択は存外悪くなかったんじゃないかなと今でも思う。それをするだけの行動力は私にはある。だけど、それをする選択を決めるのは私だ。本当にそれをしていいのか、ただの自己満足にならないか。それをした後のことを考え、本当にそれでいいのか自問自答をして。でも、私の良心が訴えた。そのまま、何もせず何にもならず担任の先生を許していいのか。私は許したくないし許せない。何かの形で暴露できないか、考えた結果が発表会を利用することだった。未成年の子供の些細なイタズラさ。
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