29話 加速する浪費
返す返す、必ず返す 来月までには返すよ! と口では言うんですが 返ってくることはなく 貸さないと機嫌が悪くなり 険悪化するのも嫌で最初の数年は 貸し続けていたのですが借金があるわりには好きなもの好きなだけ買ってるんですよね。


明らかに、姉の部屋の設備がどんどん良くなっていってるんです。


これは、おかしい もういい加減いいだろう 返してくれと言っても、私が悪者なのかのように号泣。


言い分も意味が分かりませんでした。


姉は頭のいい人ですから、そうやって相手に会話が不可能だと思わせ 借りたお金をうやむやにするために頭を働かせたのかなと。


いや、せっかく頭いいんだから 悪いことに頭を働かせるのではなく良いことに頭を使えばいいのになぁ。


詐欺師や犯罪者ってこんな感じの性格の人なのかなぁとも思えました。

外面もすごく良いんですよね。


母にもそのことを相談しても、貸さなきゃいいじゃないと言われるだけ解決にはなりませんでしたし



貸すときに念書書かせて割り印もさせて、返せと伝えたら 目の前でびりびりに破かれてぽいっとされました。


借りるときは、素直に念書も書くんですが 返すとなるとそんなものは書いたことが無いの一点張りで・・・。

あと、借りた金額がどんどん減っていくんですよね。


数十万貸してるのに、6万とか言われて その数年後には8万と言われて どうして増えてるのか聞いたら利息だそうです。


口だけは立派です。

返ってはきません。



姉妹の縁をなんとか切れないだろうかと思い、家庭裁判所で調べたのですが 親子の縁なら戸籍上切ることはできるんですが、兄弟姉妹だとできないみたいです。


できそうな所で、連絡取れないようにすればいいだろうと何とかしたので 私にとっては、もはや彼女は他人事。


彼女が、そんな事ばかりならこの先 良い人生を送れないだろうになぁとぼんやり考えるに終わることがらでした。