33話 手作りヘリコプター

一人乗り用のヘリコプターで、もちろん操縦できます。


父は浅草でカタログ会社を経営していたのですが、カタログを作るにあたって もの珍しいもんがあったほうが人目を惹いて面白いだろうと様々な商品を販売していました。


銃の形をしたライター、オリンピック記念ネックレス、建築などで使う墨壺

多種多様なものを海外国内 問わず集めて販売していました。


浅草は大手企業が当時から多いので、飛び込み営業してはその日のうちに社長に合って契約を交わしていたのだそうです。

(どんな化け物だよ・・・)
 


父は会社を立ち上げる前は、営業のサラリーマンを2~3年やっていて常にトップだったとか。

そのまま、会社員を続けてれば 今思えば良かったのですが 俺はやれる!と起業しちゃいます。


いや、実際やれるんですが 
じゃあ、何が問題なの?


って、性格に問題がありまして 社長をやるにはお人よしが過ぎたんです。



接待だと行っては、とんでもねー額をじゃんじゃん使います。

一晩で7桁飲むこともあって、母はカンカンでした。



色々とぶっとんだ父なので、話を聞く分には破天荒で面白かったです。

関係者となると、とんでもねぇんですがね(笑)